サウナ向け

サウナで使えるか?Xiaomi Smart Band7検証レビュー

サウナでスマートウォッチを使ってみたいけど、壊れそうで怖いと思う方は多いのではないでしょうか。
実際、全てのスマートウォッチにおいて100℃以上の環境での使用を推奨しているものはありません。
ですが、サウナーの間で圧倒的に支持されているスマートウォッチがあります。
それがMi Band(Xiaomi Smart Band)シリーズです。
これまでこのシリーズのスマートウォッチを沢山の方が使ってきて、直ぐに壊れたと言う話はほとんど聞きません。
今回はそのMi Band(Xiaomi Smart Band)シリーズの最新作Xiaomi Smart Band7のレビューをします。

※サウナでの使用を推奨しているスマートウォッチはありません。

サウナでの使用は自己責任でお願いします。

Xiaomiとは

ここ数年、日本でも存在感を強めているXiaomiですが、みなさんはXiaomiがどんな企業かご存じですか。
ここではXiaomiについて簡単に紹介します。

概要

Xiaomiは2010年設立のスマートフォンを中心としたデジタルデバイスを製造販売する企業です。
出荷シェアはスマートフォンがSamsung、Appleに次ぐ世界3位、スマートウォッチがApple、Samsung、Huaweiに次ぐ世界4位と世界から評価される企業です。

Xiaomiのスマートウォッチ

Xiaomiの製品はスマートフォン以外のほとんどは傘下の企業が開発でしたものです。
スマートウォッチにおいてもhuamiや70maiといった企業が開発しています。

Zepp Health(旧:HUAMI)

Zepp HealthはXiaomiのスマートウォッチの売れ筋であるXiaomi Smart Band(Mi Band)シリーズを開発している企業です。
Amazfitという独自ブランドを展開しており、世界出荷シェアはXiaomiに次ぐ世界5位で勢いのあるスマートウォッチメーカーです。

70mai

70maiはXiaomiのハイエンドモデルのXiaomi Watch(Mi Watch)シリーズを開発している企業です。
元々車載カメラを作っているたのですが今ではXiaomiのハイエンドモデルを任されるなど伸び盛りな企業です。
70maiもMaimoという独自ブランドを展開しており、コスパの高い商品が多い印象です。

過去モデルと比較

Xiaomi Smart Band 7のスペックや性能を旧モデル比較していきます。

スペック比較

Mi Band 5 Xiaomi Smart Band 6 Xiaomi Smart Band 7
重量 11.9g 12.8g 13.5g
ディスプレイサイズ 1.10in 1.56in 1.62in
輝度 400nit 450nit 500nit
解像度 290ppi 326ppi 326ppi
Bluetooth Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.2
バッテリー 125mA 125mA 180mA
連続使用日数 14日 14日 15日
防水 5ATM 5ATM 5ATM
動作温度 0 ℃ ~ 45 ℃ 0 ℃ ~ 45 ℃ 0 ℃ ~ 45 ℃
Xiaomi Smart Band 7では、全体的にサイズアップされました。
ディスプレイは旧モデルと比べて横幅が広がり、表示できる情報量が大幅に増えました。
バッテリーは前作のXiaomi Smart Band 6ではバッテリー持ちが公称値と実際の持ちの乖離が問題になりましたが、本作Xiaomi Smart Band 7ではバッテリー容量がおよそ50%アップさせで解決しております。

機能比較

Mi Band 5 Xiaomi Smart Band 6 Xiaomi Smart Band 7
常時表示ディスプレイ × ×
明るさ調整 5段階 5段階 100段階
心拍数計測
睡眠計測
ストレス計測
血中酸素濃度計測 × 〇(手動) 〇(自動)
GPS × × ×
音楽コントロール
ワークアウトモード 11種 30種 110種
Line返信 × ×
Googleカレンダー同期 × ×
Xiaomi Smart Band 7の主な追加機能は、常時表示ディスプレイ(AOD)、LINE返信、Googleカレンダー同期です。
常時表示ディスプレイ機能は、サウナ室内で一々手首を返さなくても時間が確認できます。
Line返信機能は、通知に対して定型文や絵文字で返信できるので、Bluetoothの通信範囲なら浴室内からでも返信できます。
Googleカレンダー同期機能は、Googleカレンダーのスケジュールをスマートバンド上でか確認できるので、サ旅中は次のスケジュールが浴室内で確認できます。

実機レビュー

今回、スマートウォッチのサウナ使用における検証は愛知県春日井市の「春日井温泉」で実施しました。
こちらのサウナはボナサウナで室温は約90℃です。
湿度が高めで、体感温度は100℃越えのアチアチボナサウナです。

条件

測定は上記画像のようにXiaomi Smart Band 7を左手首に装着し、ワークアウトモード(フリースタイル)にて下記の2条件で測定しました。

1セット目

ボナサウナ(8分) → 水風呂(1分) → 外気浴(5分)

2セット目

スチームサウナ(5分) → ボナサウナ(3分) → 水風呂(1分) → 外気浴(5分)

結果

1セット目

1セット目の心拍数のトラッキング結果です。
サウナ、水風呂、外気浴による心拍数の変化に追従できていることがわかります。

2セット目

2セット目の心拍数のトラッキング結果です。

スチームサウナはスチームが出ている間とそうでない間の体感温度差が大きいので、心拍数が安定していない様子も追従できています。

まとめ

サウナで使用する定番スマートウォッチのXiaomi Smart Bandシリーズの最新機種をレビューしました。
今モデルはコンパクトながら見やすさが改善されてより使いやすくなりました。
これからスマートウォッチを買う方や旧モデルからの買い替えの方にもおすすめできる一台です。

ABOUT ME
ノブナリ
1994年生まれ。 本業は化成品の開発や製造工程の設計。 趣味はスマートウォッチ収集とサウナ通い。 スマートウォッチは10本程所有。 サウナ通いは愛知の施設を中心に週5程。 サウナ・スパ健康アドバイザー